こんにちは、山崎博子です。
ダイヤモンドの4C。
●カラット(carat)
●カラー(color)
●クラリティ(clarity)
●カット(cut)
その中のクラリティ。とは、内部の特徴(インクルージョン)と外部の特徴(ブレミッシュ)を評価して表したものです。
FL、IF、 VVS1/2、 VS1/2、 SI1/2、 I1/2/3の11段階に分けて評価します。
クラリティ グレーディング (Clarity Grading)
FL(フローレス Flawless ) 10倍に拡大して見ても、インクルージョンやブレミッシュが見えない。 |
IF(インターナリーフローレス Internally Flawless ) 10倍に拡大して見ても、インクルージョンが見えず、ごくわずかなブレミッシュのみ見える。 |
VVS1/VVS2(ベリーベリースライトリー インクルーデッド Very Very Slightly Included) 10倍に拡大して見ても、見つけるのが困難な微小なインクルージョンがある。 VVS1では、極端に困難で、VVS2では、非常に困難である。 |
VS1/VS2(ベリースライトリー インクルーデッド Very Slightly Included) 10倍に拡大して見ても、見つけるのが困難なものから、やや容易なものまで、 軽度なインクルージョンが含まれている。 |
SI1/SI2(スライトリー インクルーデッド Slightly Included) 10倍に拡大すると明瞭に見えるインクルージョンが含まれている。 |
I1/I2/I3(インクルーデッド Included) 10倍に拡大すると顕著に見えるインクルージョンが含まれている。 |
訓練を受けたグレーダー(専門家)が、10倍の完全補正した拡大鏡(顕微鏡またはルーペ)を用いて効果的な照明の下で作業することを前提としています。
ここで、注意していただきたいのは、2つです。
ひとつは、
訓練を受けたグレーダー(専門家)が鑑定する
ということ。
そして二つめは、
10倍の完全補正した拡大鏡(顕微鏡またはルーペ)を用いて
ということです。
ですから、一般の方が、例えば、
・0.2~0.3ctで(エンゲージリングなどでは一般的な大きさ)のダイヤモンドを、
・ちらっと肉眼で見て、
・あらインクルージョンがこことここに、はっきり見えるわー ということは、ほぼ
ありません。
あるとしたら、よほど大きなインクルージョン、ないしは、ブレミッシュがある。
(そのくらいの大きさのものですと、ダイヤモンドの耐久性に問題があります)
または、小さいものが、すごーく良く見える視力!をお持ちの方(笑
,
これは、私がGIAで勉強をしていた時の、ノートなのですが。。(きたなくてスミマセンm(__)m)
インクルージョンやブレミッシュの種類(名称や形)が書いてあります。
グレーディングする際、プロッティングといって、顕微鏡でダイヤモンドを見ながら、書き留めていくのです。
インクルージョンとひとくちに言っても、「フェザー」「内包結晶」「クラウド」など約15種類。
ブレミッシュは、「エキストラ ファセット」「ナチュラル」など10種類ほど あります。
どの位置にどのような大きさのインクルージョン、ブレミッシュがあるか、ということによって、それぞれのダイヤモンドを識別することができます。
ですから、インクルージョン、ブレミッシュは、そのダイヤモンドの個性ともいえますね。
そう、
インクルージョンは、ワルものというわけでもないのです。